「蓄電池の全負荷と特定負荷って何が違うの?」「停電の時にどっちが安心なの?」って迷っている方、多いですよね。
蓄電池を選ぶとき、全負荷型と特定負荷型の違いを理解しておくのはかなり重要なポイントなんです。
結論から言うと、全負荷型は停電時に家中すべてのコンセントが使えるタイプで、特定負荷型は事前に選んだ回路だけが使えるタイプです。価格差は全負荷型のほうが高いですが、停電時の安心感は段違いですよ。

全負荷型と特定負荷型の基本的な違い
| 比較項目 | 全負荷型 | 特定負荷型 |
|---|---|---|
| 停電時に使える範囲 | 家全体(全回路) | 事前に選んだ回路のみ(通常1〜2回路) |
| 200V機器の使用 | 対応(エアコン・IH等) | 非対応が多い |
| 価格帯 | やや高い(+20〜40万円) | 比較的安い |
| 工事の複雑さ | やや複雑 | シンプル |
| 停電時の安心感 | ◎ | ○ |
全負荷型蓄電池の特徴とメリット
家中のすべてのコンセントが使える
全負荷型の最大の特徴は、停電時にも家中のすべてのコンセントが普段通り使えること。どの部屋のコンセントに何を差しても使えるから、停電時の生活への影響が最小限に抑えられるんですよ。
200V機器も使える
エアコンやIHクッキングヒーター、エコキュートなどの200V機器が使えるのも大きなメリットです。特に夏の停電時にエアコンが使えるかどうかは、健康にも関わる大事なポイントですよね。
事前の回路選択が不要
特定負荷型のように「どの回路を停電時に使うか」を事前に決めておく必要がないんです。導入時に悩まなくていいし、後から「あの部屋も使いたかった」と後悔することもありませんよ。
全負荷型のデメリット
- 価格が高い:特定負荷型より20〜40万円ほど高くなることが多い
- 電力消費が早い:家全体で使えるぶん、意識しないと蓄電池の電力をあっという間に使い切ってしまう
- 工事がやや複雑:分電盤の切り替え工事が必要になるケースがある
特定負荷型蓄電池の特徴とメリット
低コストで導入できる
特定負荷型の最大のメリットは価格の安さです。全負荷型と比べて本体価格も工事費も抑えられるから、予算を抑えたい方に向いていますよ。
電力を効率的に使える
停電時に使える回路が限られているぶん、電力の無駄遣いを防げるんですよね。本当に必要な機器(冷蔵庫・照明・スマホ充電など)に電力を集中できるから、蓄電池が長持ちします。
工事がシンプル
既存の分電盤から使いたい回路だけを分岐させるシンプルな工事で済むから、工事時間も短いんです。

特定負荷型のデメリット
- 停電時に使えない部屋がある:選ばなかった回路のコンセントや照明は使えない
- 200V機器が使えないことが多い:エアコンやIHが使えない場合がある
- 回路選択の後悔:「あの部屋も使えるようにしておけばよかった」と感じる可能性がある
全負荷型と特定負荷型:こんな人におすすめ
全負荷型がおすすめの人
- オール電化住宅の人(200V機器が多い)
- 小さな子どもや高齢者がいる家庭
- 停電時も普段通りの生活を続けたい人
- 在宅勤務でPC・ネット環境が必須の人
- 予算に余裕がある人
特定負荷型がおすすめの人
- 予算を抑えたい人
- 停電時は最低限の電力があればOKの人
- ガス併用住宅で200V機器が少ない人
- 蓄電池の電力を長時間持たせたい人
特定負荷型で選ぶべき回路の優先順位
特定負荷型を選ぶ場合、どの回路を停電対応にするか悩みますよね。おすすめの優先順位はこちらです。
優先度1:冷蔵庫
食品の腐敗を防ぐために最優先で選ぶべき回路です。消費電力も50〜100W程度と小さいから、蓄電池への負担も少ないんですよ。
優先度2:リビングの照明・コンセント
家族が集まるリビングの照明とコンセントは必須です。スマホの充電やテレビでの情報収集に使えますよ。
優先度3:トイレ・洗面所
意外と忘れがちですが、タンクレストイレは停電時に流せなくなることがあるんです。トイレの回路は優先的に選んでおきましょう。
優先度4:インターネット回線
Wi-Fiルーターやモデムが接続されている回路を選んでおけば、停電時もネットが使えます。情報収集や連絡に不可欠ですよね。
全負荷型と特定負荷型の実際の停電体験談
実際に停電を経験した方の声を見ると、全負荷型と特定負荷型の違いがよりリアルにわかりますよ。
全負荷型のメリットを実感するケース
「台風で丸一日停電したとき、家中の電気が普通に使えたのでほとんど不便を感じなかった」「エアコンが使えたおかげで、真夏の停電でも家族が体調を崩さなかった」といった声があります。特に高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、全負荷型の安心感は大きいんですよね。
特定負荷型で後悔するケース
一方、「寝室のエアコンの回路を選んでおけばよかった」「トイレの回路を入れ忘れて困った」といった後悔の声もあります。特定負荷型を選ぶ場合は、停電時に使いたい家電のリストを事前にしっかり作っておくことが重要ですよ。
特定負荷型で満足しているケース
「冷蔵庫とリビングだけ選んでおいたら、3日間の停電でも蓄電池が持ってくれた」「必要最低限に絞ったおかげで、蓄電池の減りが遅くて安心だった」という声もあります。使う回路を絞ることで蓄電池が長持ちするのは特定負荷型ならではのメリットですね。
全負荷型・特定負荷型の主要メーカー
| メーカー | 全負荷型 | 特定負荷型 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| シャープ | ○ | ○ | 両タイプ充実 |
| パナソニック | ○ | ○ | 創蓄連携システム |
| 京セラ | ○ | ○ | 長寿命モデル |
| テスラ | ○ | − | 全負荷型のみ |
| オムロン | ○ | ○ | コンパクト設計 |
| ニチコン | ○ | ○ | 大容量モデルあり |
各メーカーの製品ラインナップは日本電機工業会(JEMA)のサイトでも情報が公開されていますよ。
全負荷型と特定負荷型の工事の違い
実は、全負荷型と特定負荷型では工事内容にも違いがあるんです。
全負荷型の工事
全負荷型は分電盤ごと切り替えるための「切替盤」の設置が必要になることが多いです。既存の分電盤と蓄電池の間に切替盤を入れて、停電時に蓄電池から家全体に電力を供給できるようにします。そのぶん工事時間は半日〜1日程度かかることがありますよ。
特定負荷型の工事
特定負荷型は、分電盤から使いたい回路だけを分岐させるシンプルな工事です。既存の配線に大きく手を入れる必要がないから、工事時間は数時間程度で終わることが多いんですよね。工事費も全負荷型より安くなりますよ。
工事費の差は蓄電池本体の価格差に加算されるから、全負荷型と特定負荷型の総額の差は30〜50万円程度になることもあります。この差額を考慮して、どちらにするか判断しましょう。
全負荷型・特定負荷型に関するFAQ
Q. 後から全負荷型に変更できる?
A. 基本的には蓄電池本体の交換が必要になります。特定負荷型から全負荷型への変更は、配線工事も含めて大がかりになるから、導入時によく検討しておきましょう。
Q. 全負荷型だと蓄電池がすぐなくなる?
A. 家全体で使えるから確かに消費は早くなります。ただし蓄電池の容量が10kWh以上あれば、冷蔵庫+照明+スマホ充電程度なら24時間以上持ちますよ。無駄遣いしなければ十分対応できます。
Q. マンションの場合はどちらを選ぶべき?
A. マンションは特定負荷型が現実的なケースが多いです。分電盤のスペースや配線の制約で、全負荷型の工事が難しい場合があるんですよね。
Q. 価格差はどのくらい?
A. 同メーカー・同容量で比較すると、全負荷型は特定負荷型より20〜40万円程度高いのが一般的です。ただし工事費込みの総額で比較することが大事ですよ。
まとめ:迷ったら全負荷型がおすすめ
- 全負荷型:停電時に家全体が使える。高いけど安心感が大きい
- 特定負荷型:指定回路のみ使える。安いけど停電時の自由度が低い
予算が許すなら全負荷型がおすすめです。特にオール電化の家庭や、小さなお子さん・高齢者がいる家庭は全負荷型を選んでおいたほうが後悔しませんよ。
どちらを選ぶにしても、まずは複数社の見積もりを比較するのが大事です。ソーラーパートナーズやタイナビで無料見積もりを取って、全負荷型と特定負荷型の価格差を具体的に確認してみてくださいね。




