「ガス代が高い…ガス会社って乗り換えられるの?」と疑問に思っている方は意外と多いのではないでしょうか。
2017年の都市ガス自由化で、都市ガスもLPガスも好きな会社を選べるようになりました。乗り換えるだけで年間5,000〜20,000円の節約が可能なケースもあります。
この記事では、都市ガス・LPガスそれぞれの乗り換え先や手順、注意点を詳しく解説します。
都市ガスのおすすめ乗り換え先
| 会社名 | 特徴 | 対応エリア |
|---|---|---|
| レモンガス | 業界最安水準、電気セット割 | 東京ガスエリア |
| エルピオ都市ガス | シンプルに安い料金設計 | 東京ガス・東邦ガスエリア |
| ENEOSガス | 電気とセットで割引 | 東京ガスエリア |
| 東京電力のガス | 電気セット割、大手で安心 | 東京ガスエリア |
| 関電ガス | 電気セット割、関西エリア | 大阪ガスエリア |

LPガスの乗り換えで大幅節約
LPガス(プロパンガス)は都市ガスの1.5〜2倍程度の料金がかかるのが一般的です。しかしLPガスは業者間の価格差が非常に大きいため、乗り換えで月3,000〜5,000円安くなるケースも珍しくありません。
LPガスの乗り換えサービス
- エネピ:LPガスの一括見積もりサイト。複数の業者から見積もりが届く
- ガス屋の窓口:適正価格のLPガス業者を紹介
- プロパンガス料金消費者センター:適正価格の相談ができる
乗り換えの手順
都市ガスの場合
- 新しいガス会社のサイトから申し込み
- 現在のガス会社への解約手続きは不要(新会社が代行)
- 切り替えまで2〜4週間程度
- 工事不要、ガスメーターの交換のみ(無料)
LPガスの場合
- 新しい業者と契約
- ボンベの交換と配管の接続確認
- 切り替えまで1〜2週間程度
- 現在の業者に解約を伝える必要がある
乗り換え時の注意点
LPガスの契約書を確認
LPガスは長期契約や設備貸与契約を結んでいるケースがあります。途中解約すると「給湯器の残債」や「配管工事費」を請求されることがあるため、契約書を必ず確認しましょう。
不当な引き止めに注意
LPガスの乗り換え時に、現在の業者から「一時的に値下げする」と引き止められることがあります。しかしこの値下げは数ヶ月後に元に戻ることが多いため注意が必要です。

都市ガスへの切り替えも検討
LPガスのエリアでも、都市ガスの配管が近くまで来ている場合は都市ガスへの切り替えも選択肢です。工事費はかかりますが、長期的にはお得になります。
ガス自由化の仕組みは資源エネルギー庁のサイトで詳しく解説されています。LPガスの適正価格は日本LPガス協会でも確認できます。トラブル相談は国民生活センターに連絡しましょう。
都市ガスとLPガスで料金の決まり方が違う
同じ「ガス」でも、都市ガスとLPガス(プロパンガス)では料金の決まり方が大きく異なります。都市ガスは導管を通じて供給され、比較的料金が安定しているのが特徴です。一方でLPガスはボンベで各家庭に届けられ、配送や設備のコストがかかるぶん都市ガスより単価が高くなりやすい傾向があります。
とくにLPガスは料金が自由に設定できるため、同じ地域でも業者によって単価に差が出ることがあります。だからこそ、今の料金が地域の相場と比べて高くないかを知ることが、乗り換え判断の第一歩になります。
LPガスは「基本料金+従量単価」で計算されます。検針票で自分の従量単価(1立方メートルあたりの金額)を確認し、相談窓口や一括見積もりサービスで相場と比べてみましょう。
乗り換え前に確認したいチェックポイント
契約書と設備の所有関係
LPガスでは、給湯器や配管を業者が設置し、その費用を毎月のガス代に上乗せして回収している「設備貸与」の契約になっていることがあります。この場合、途中解約で設備の残債を請求されることがあるため、契約書の解約条件を必ず読んでおきましょう。
一時的な値下げによる引き止め
乗り換えを伝えると、現在の業者から値下げを提案されて引き止められることがあります。ただし、その値下げが長く続く保証はなく、しばらくして元の水準に戻る例も見られます。目先の提案だけで判断せず、書面で条件を確認することが大切です。
セット割を検討するときの注意点
電気とガスをまとめるセット割は、請求が一本化されて管理が楽になり、割引が受けられることもある便利な選択肢です。ただし、セットが常に最安とは限りません。電気とガスをそれぞれ単体で安い会社にした場合と、合計金額で比べてから決めると納得感がありますよ。
LPガスの「業界最安値」「どこよりも安い」といった宣伝は、条件や期間によって実態が変わることがあります。金額を約束する言葉ではなく、自分の使用量に対する見積もりの数字で判断しましょう。

よくある質問(Q&A)
Q. ガス会社を乗り換えると停ガスになる期間はありますか?
都市ガスの場合、乗り換え時にガスが止まることはありません。切り替え手続きは新旧の会社間でスムーズに行われます。LPガスの場合もボンベ交換のタイミングで切り替えるため、ガスが使えない期間は基本的にありません。
Q. マンションでもガス会社を変えられますか?
都市ガスの場合は基本的に個別に乗り換え可能です。ただし、マンション全体でLPガスの一括契約をしている場合は、管理組合やオーナーの了承が必要になるケースがあります。
Q. 乗り換え先のガス会社が倒産したらどうなりますか?
万が一乗り換え先が倒産しても、地域の大手ガス会社がセーフティネットとして供給を引き受けます。ガスが止まることはありませんのでご安心ください。
Q. 電気とガスをセットにするメリットは何ですか?
セット契約にすると月数百円〜千円程度の割引が受けられるほか、請求書が一本化されて管理が楽になります。ただし、必ずしもセットが最安とは限らないため、単体契約との比較も大切です。ガス代の節約方法をもっと知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

Q. LPガスの料金が高いか安いか、どう判断すればいいですか?
検針票に記載された基本料金と従量単価を確認し、一括見積もりサービスや相談窓口で地域の相場と比べるのが分かりやすい方法です。相場より高ければ乗り換えを検討する余地があります。
Q. 乗り換え時に工事費はかかりますか?
都市ガスは基本的にメーター交換のみで大きな工事は不要です。LPガスもボンベと配管の接続確認が中心ですが、設備の所有関係によっては費用が発生する場合があるため契約書を確認しましょう。
Q. 賃貸でもガス会社を選べますか?
多くの場合、ガス設備はオーナーや管理会社が契約しているため、入居者が自由に変更できないことがあります。まずは管理会社に相談してみましょう。
Q. プロパンガスから都市ガスへ変えるべきですか?
近くまで都市ガスの導管が来ている場合は選択肢になります。ただし宅内工事の費用がかかるため、初期費用と毎月の差額を比べて長い目で判断することが大切です。
Q. 引き止めの値下げ提案は受けてもいいですか?
受けること自体は問題ありませんが、その料金が続く保証はありません。値下げ後の単価を書面で確認し、他社の見積もりと比べたうえで判断しましょう。
Q. ガス会社の乗り換えにデメリットはありますか?
都市ガスは大きなデメリットは少ないですが、LPガスでは設備の所有関係や解約条件によって費用が発生する場合があります。契約書をよく読み、不明点は乗り換え先や相談窓口に確認してから進めると安心です。
Q. 見積もりはどこで取れますか?
LPガスは一括見積もりサービスや相談窓口を利用すると、複数の業者の条件をまとめて比べられます。都市ガスは各社の公式サイトで料金シミュレーションができるため、自分の使用量を入力して現在の料金と比較してみましょう。
Q. 乗り換え後に再び料金が上がることはありますか?
燃料価格の変動などで料金が改定されることはあります。だからこそ契約して終わりにせず、定期的に検針票を確認し、相場と離れてきたと感じたら改めて見積もりを取り直すと、適正な料金を保ちやすくなります。とくにLPガスは業者ごとの差が出やすいため、年に一度は現状の単価を見直す習慣をつけておくと安心です。都市ガスの場合も、電気とのセット割の内容が変わることがあるので、あわせて確認しておくとよいでしょう。
乗り換えを成功させるための進め方
ガス会社の乗り換えは、あわてて決めず段取りよく進めるのがコツです。まずは検針票で現在の料金を把握し、複数の会社から見積もりを取って比べるところから始めましょう。都市ガスなら手続きは簡単ですが、LPガスは契約書の解約条件の確認が欠かせません。
見積もりを比べるときは、単価だけでなく設備費用の扱いやサポート体制も合わせて見ておくと、契約後のギャップを防げます。電気とのセット割を検討する場合も、単体契約との合計金額を比べてから判断すると納得して選べますよ。
まとめ:ガス会社の乗り換えで年間数万円の節約
- 都市ガスは乗り換えで年間5,000〜10,000円節約可能
- LPガスは業者間の価格差が大きく、年間1万〜3万円の節約も
- 乗り換え手続きは簡単、工事も基本的に不要
- LPガスは契約書の解約条件を必ず確認
- 電気とのセット契約で更にお得になるケースも


※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。



