「ガス代が毎月高くて困っている…何かいい節約方法はない?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ガス代の約7割はお風呂と給湯で使われているのをご存知ですか。つまりお風呂の使い方を見直すだけで、大幅な節約が可能なのです。
この記事では、今日から実践できるガス代の節約方法を15個ご紹介します。
ガス代の平均と内訳
| 世帯人数 | 月間ガス代の平均 |
|---|---|
| 1人 | 3,000〜5,000円 |
| 2人 | 4,000〜7,000円 |
| 3〜4人 | 5,000〜9,000円 |
| 5人以上 | 6,000〜11,000円 |
お風呂でできる節約(最大効果)
1. シャワー時間を1分短くする
シャワーを1分短くするだけで月約200円の節約になります。家族4人なら月800円、年間約1万円の節約です。
2. 追い焚きの回数を減らす
追い焚き1回で約70〜100円のガス代がかかります。家族が続けて入浴すれば追い焚き不要になりますよ。
3. お湯の温度を1度下げる
給湯温度を1度下げると約5%の節約になります。40度のシャワーなら39度に下げても体感はほとんど変わりません。

4. 節水シャワーヘッドを使う
節水シャワーヘッドに交換するだけで30〜50%の節水になります。お湯の量が減る=ガス代も減るのでダブルで節約できます。2,000〜5,000円で購入できてコスパ抜群です。
5. 湯船のフタを閉める
お風呂にフタをするだけでお湯の温度低下を防げます。追い焚きの回数が減って節約になります。
キッチンでできる節約
6. 中火で調理する
強火は鍋底からはみ出た火が無駄になります。中火が最も効率的です。
7. 落とし蓋・フタを使う
鍋にフタをするだけで加熱時間を約20%短縮できます。
8. 電子レンジを活用する
野菜の下ゆでや温め直しはガスコンロより電子レンジの方が光熱費が安いのです。
9. 食洗機を活用する
手洗いよりも食洗機の方がお湯の使用量が少ないのをご存知でしょうか。ガス代と水道代の両方を節約できます。
10. 同時調理で効率化
パスタを茹でながら具材も一緒に茹でるなど、1つの鍋で同時調理すればガスの使用回数を減らせます。
給湯器の見直し
11. 給湯器の設定温度を見直す
夏場は給湯温度を37〜38度に下げるだけで、ガス代が大幅に減ります。
12. エコジョーズに買い替え
省エネ型のエコジョーズは従来型に比べて約13%のガス代節約になります。10年以上使った給湯器は買い替えを検討しましょう。

契約の見直し
13. ガス会社を乗り換える
都市ガスもLPガスも会社を乗り換えるだけで安くなるケースがあります。特にLPガスは業者間の価格差が大きいです。
14. 電気とガスのセット契約
電気とガスを同じ会社でまとめるとセット割引が適用される場合があります。
15. エコキュートへの切り替え
ガス給湯器からエコキュート(ヒートポンプ式電気温水器)に切り替えると、給湯コストを約1/3に削減できます。初期費用はかかりますが、長期的にはお得です。
ガス料金の仕組みは資源エネルギー庁のサイトで詳しく解説されています。ガス会社の比較はエネチェンジ(ガス比較)が便利です。省エネ全般の情報は環境省もチェックしてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. 節水シャワーヘッドに替えると水圧は弱くなりますか?
最近の節水シャワーヘッドは水圧を維持しつつ水量を減らす設計になっています。空気を混ぜて水流をパワフルにするタイプもあるので、水圧が弱くなる心配はほとんどありません。
Q. ガス会社を乗り換えるときに工事は必要ですか?
都市ガスの場合は基本的に工事不要で、ガスメーターの交換のみです。LPガスの場合はボンベの交換と配管の接続確認が必要ですが、大がかりな工事にはなりません。
Q. エコジョーズとエコキュートの違いは何ですか?
エコジョーズはガスを使う省エネ型給湯器で、エコキュートは電気(ヒートポンプ)を使う給湯器です。ランニングコストはエコキュートの方が安い傾向がありますが、初期費用はエコジョーズの方が安くなります。エコキュートに興味がある方は以下の記事もご覧ください。

Q. 食洗機は手洗いよりお湯の使用量が少ないって本当ですか?
はい、本当です。手洗いで約50〜80Lの水を使うのに対し、食洗機は約10〜15L程度で済みます。水道代とガス代の両方を節約できるため、ガス代の削減にも効果的です。
ガス料金の仕組みを知ると節約しやすい
節約に取り組む前に、ガス料金がどう決まっているのかを押さえておくと効果が出しやすくなります。ガス料金は大きく分けて、毎月固定でかかる基本料金と、使った分だけ支払う従量料金の2つで構成されています。従量料金は「単価×使用量」で計算されるため、使用量を減らすほど支払いが軽くなる仕組みです。
さらに、原料となる液化天然ガスやLPガスの輸入価格に応じて毎月変動する原料費調整制度があります。世界情勢や為替の影響で単価が上下するため、同じ使い方をしていても月によって請求額が変わることがあるのはこのためです。
使用量そのものを減らす工夫に加えて、契約している料金メニューや会社そのものを見直すと、使い方を変えなくても支払いが軽くなるケースがあります。
都市ガスとLPガス(プロパン)の違い
ガスには道路の下の導管で供給される都市ガスと、ボンベで各家庭に届けられるLPガス(プロパンガス)があります。一般的にLPガスは都市ガスより単価が高めに設定されている傾向があり、地域や販売店によって価格差が大きいのが特徴です。
特にLPガスは自由料金のため、同じ地域でも販売店によって料金が違うことがあります。今の料金が適正かどうか不安な方は、複数の販売店の料金を比べてみると判断しやすくなります。適正価格の目安は業界団体の情報も参考になります。


季節ごとのガス代の変化と冬の対策
ガス代は季節によって大きく変動します。特に冬は水温が低く、お湯を沸かすのに多くのガスを使うため、夏場の2倍近くになる家庭も珍しくありません。冬の使用量を抑えられれば、年間のガス代を大きく減らせます。
冬場の具体的な工夫としては、次のようなものがあります。
- 入浴は家族が続けて入り、追い焚きの回数を減らす
- キッチンでお湯を使うときは給湯温度を上げすぎない
- 鍋やフライパンにフタをして加熱時間を短くする
- 窓の断熱を強化して暖房と給湯の効率を上げる
冬は無理な節約でお風呂の温度を下げすぎると、体調を崩したりヒートショックのリスクが高まったりします。寒い時期は体調を最優先にして、追い焚きの回数や給湯温度など安全な範囲でできる工夫から取り入れてください。
ガス代の節約でやりがちな失敗
よかれと思ってやったことが、かえって割高になるケースもあります。以下のような点には気をつけましょう。
- こまめすぎる給湯のオンオフ:再加熱の頻度が増えて逆効果になることがある
- 古い給湯器の使い続け:効率が落ちている場合、買い替えた方が総額で安くなることも
- 契約の見直しを一度もしていない:料金プランが今の使い方に合っていない可能性がある
Q. 都市ガスとLPガスはどちらが安いですか?
一般的には都市ガスの方が単価は安めの傾向があります。ただしLPガスは会社ごとの価格差が大きいため、販売店の見直しで差が縮まることもあります。ご自宅がどちらの供給方式かをまず確認しましょう。
Q. ガスの使用量はどこで確認できますか?
毎月の検針票(ガスの使用量のお知らせ)やガス会社のWeb会員ページで確認できます。使用量の推移を見れば、どの季節にガス代がかさんでいるかが分かり、対策を立てやすくなります。
Q. 節約グッズはどれから買うのがおすすめですか?
費用対効果を重視するなら、まずは数千円で導入できて水量とガス使用量の両方を抑えられる節水シャワーヘッドが取り入れやすい選択肢です。次に鍋のフタや落とし蓋など、身近な道具の活用から始めると無理なく続けられます。
プロパンガスの料金が高いと感じたら
LPガス(プロパンガス)は自由料金のため、契約している販売店によって単価に差が出やすいのが実情です。「引っ越してからガス代が高くなった」と感じる場合は、現在の単価が地域の相場と比べて適正かを一度チェックしてみるとよいでしょう。集合住宅では大家さんや管理会社が販売店を決めているケースもあるため、まずは契約状況を確認することから始めます。
単価を見直す場合は、複数の販売店に問い合わせて比較検討するのが基本です。切り替えの際は解約条件や設備の扱いなども含めて、総合的に判断しましょう。ガス自由化に関する制度は資源エネルギー庁のサイトでも解説されています。
家族構成別の節約の考え方
ガス代の節約は、家族構成によって効きやすいポイントが変わります。一人暮らしなら、お湯を沸かしすぎない・シャワーを短めにするといった日々の工夫が中心になります。家族が多い世帯では、入浴を続けて済ませて追い焚きを減らす効果が大きくなります。自分の家でどこにガスを多く使っているかを把握すると、優先順位をつけやすくなります。
Q. オール電化にするとガス代はゼロになりますか?
ガスを使わない生活にすればガス料金の支払いはなくなりますが、その分の光熱費は電気代に置き換わります。初期費用や現在の設備の状況も含めて、総合的に比較して判断することが大切です。
Q. すぐにできて効果が大きい節約はどれですか?
ガス代の多くを占めるお風呂・給湯まわりの見直しが効果を実感しやすい部分です。シャワー時間の短縮、追い焚きの回数を減らす、給湯温度を下げすぎない範囲で調整するといった工夫から取り入れてみてください。
まとめ:お風呂の使い方を見直すだけで月3,000円節約
- ガス代の約7割はお風呂・給湯で消費
- 節水シャワーヘッドの交換が最もコスパ良い
- 追い焚き回数を減らして家族は続けて入浴
- ガス会社の乗り換えで更に安くなる可能性
- 長期的にはエコキュートへの切り替えも検討


※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。



