「V2Hの補助金ってあるの?」「いくらもらえるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
V2H(Vehicle to Home)は、電気自動車(EV)のバッテリーを家庭用蓄電池として使うシステムです。EVの大容量バッテリーを活かして、停電時にも家中に電気を供給できます。
結論から言うと、V2Hの補助金制度は継続しており、最大で数十万円の補助を受けられる可能性があります。ただし予算には限りがあるため、早めの申請がカギです。

V2Hとは?基本のおさらい
V2Hの仕組み
V2HはEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)のバッテリーから家庭に電気を送るシステムのことです。通常のEV充電器が「家から車」の一方向なのに対し、V2Hは「車と家」の双方向で電力をやり取りできます。
- EVのバッテリー容量:40〜100kWh(家庭用蓄電池の5〜10倍)
- 停電時:EVバッテリーで家全体に電力供給可能
- 電気代削減:深夜電力で充電し昼間に使用
- 太陽光との連携:太陽光の余剰電力をEVに充電
V2Hのメリット
- 大容量蓄電池として使える:40kWh級のEVなら、一般家庭の4日分の電力
- 災害時の非常電源:長期間の停電にも対応
- 電気代の大幅削減:ピークシフトで電気代を最適化
V2H補助金の概要
CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)
V2Hの最も代表的な補助金がCEV補助金です。経済産業省が管轄し、次世代自動車振興センターが窓口になっています。
- 補助対象:V2H充放電設備の購入・設置
- 補助額:設備費の1/2(上限あり)+工事費の一部
- 上限額:設備費上限75万円+工事費上限40万円(合計最大115万円程度)
- 管轄:経済産業省(次世代自動車振興センター経由)
※具体的な金額は年度予算により変動します。最新情報を必ず確認してください。
自治体の補助金
国のCEV補助金に加えて、都道府県や市区町村の独自補助金も使えるケースがあります。
- 東京都:V2H設置に対する独自の補助あり(上限数十万円)
- 神奈川県:EV+V2Hセット導入で補助
- その他の自治体:「次世代自動車」や「省エネ設備」の枠で補助対象になることも
EV購入時の補助金との併用
V2Hの補助金とは別に、EV(電気自動車)自体の購入補助金も併用できます。EV+V2H+太陽光のトリプル導入で、補助金を最大化できます。全部フルに活用するとかなりの金額になります。
V2H補助金の対象機器
主要なV2H対応機器
| メーカー | 製品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ニチコン | EVパワー・ステーション | V2Hの定番、高い信頼性 |
| デンソー | V2H-充放電器 | トヨタ車との相性が良い |
| パナソニック | eneplat | 太陽光+蓄電池+V2Hの一体管理 |
補助金の対象になるのは指定リストに載っている機器のみです。購入前に必ず対象リストを確認してください。

V2H対応のEV・PHEV
V2Hを使うには、車側も対応している必要があります。主な対応車種は以下の通りです。
- 日産:リーフ、アリア、サクラ
- 三菱:アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEV
- トヨタ:bZ4X(一部対応)
- ヒョンデ:IONIQ 5
テスラは日本市場でのV2H対応は限定的なので注意してください。
V2H補助金の申請手順
ステップ1:対象機器と対象車両を確認
V2H機器と車両の両方が補助金対象か確認しましょう。次世代自動車振興センターのサイトで対象リストを確認できます。
ステップ2:施工業者を選定・見積もり取得
V2Hの設置に対応した施工業者から見積もりを取得してください。V2Hの施工実績が豊富な業者を選ぶことが大事です。V2Hの施工は普通のEV充電器より複雑なので、経験のある業者を選びましょう。
ステップ3:補助金申請
購入・工事契約後、交付申請書を提出します。CEV補助金はオンライン申請が可能です。
ステップ4:交付決定から工事、完了報告
交付決定後に工事を実施し、完了後に実績報告書を提出して補助金の振込を待ちます。
V2H導入の費用シミュレーション
前提条件
- V2H機器:ニチコンEVパワー・ステーション
- 機器費:約90万円
- 工事費:約40万円
- 合計:約130万円
補助金適用後
- CEV補助金(設備費):▲45万円
- CEV補助金(工事費):▲20万円
- 自治体補助金:▲15万円(地域による)
- 実質負担:約50万円
補助金をフル活用すれば、約60%オフで導入できる計算です。使える補助金を全部使うのが鉄則です。
V2Hの補助金に関するFAQ
Q. V2Hと蓄電池、どちらを選ぶべき?
EVを持っているならV2Hのほうがコスパが良いです。EVの大容量バッテリーを蓄電池として使えるため、別途蓄電池を買う必要がありません。EVを持っていないなら蓄電池のほうが適しています。
Q. V2Hの補助金は毎年あるの?
CEV補助金は毎年度更新される制度です。ただし予算規模や条件は年度ごとに変わることがあります。将来の保証はないため、検討しているなら早めに動くのがおすすめです。
Q. V2Hの設置に特別な工事は必要?
200V電源の引き込みと専用配線工事が必要です。また、EVの駐車位置とV2H機器の設置場所を近くにする必要があります。分電盤の増設が必要なケースもあります。
Q. V2Hで電気代はどれくらい安くなる?
深夜電力でEVを充電し、昼間にV2Hで家に供給することで、月々3,000〜8,000円程度の電気代削減が見込めます。太陽光発電と組み合わせればさらに効果的です。
まとめ:V2Hの補助金
V2Hの補助金をまとめると以下のようになります。
- CEV補助金で設備費・工事費の最大50%を補助
- 自治体の補助金と併用で実質負担を大幅削減
- EV購入補助金との併用も可能
- 対象機器・対象車両を事前に確認しましょう
- 予算に限りがあるため早めの申請がカギ

V2H機器の対象リストは次世代自動車振興センターで確認しましょう。V2H対応の施工業者はソーラーパートナーズで紹介してもらえます。


