「太陽光と蓄電池をまとめて入れるつもりだけど、補助金って結局いくらもらえるの?」「国のと市のと、両方もらえるの?それとも片方だけ?」——このあたりが分からないまま見積もりを眺めていると、判断がつかないですよね。
制度の名前や金額を並べた記事はたくさんありますが、セット導入で本当に知りたいのは「どれとどれを重ねられて、合計でいくらになるのか」のはずです。検討している方の関心も、たいていその一点に集まります。
そこでこの記事では、個々の制度の解説ではなく「重ね方のルール」と「合算したときの着地額」にしぼって整理します。併用の可否を決める4つのルール、実際の合算シミュレーション、そしてセット申請でつまずきやすい落とし穴まで取り上げます。制度そのものの中身は別記事に譲るので、ここでは「積み上げ方」に集中してください。
セット導入の補助金は「3階建て」で考える
1階=国、2階=都道府県、3階=市区町村
住宅用の太陽光・蓄電池の補助金は、国/都道府県/市区町村の3つの層があります。それぞれ別の財布から出ているので、条件を満たせば重ねて受け取れる可能性がある——これが合算の出発点です。
ただし3階すべてが自動的にもらえるわけではありません。層ごとに主役が違います。
- 国:太陽光パネル単体への直接補助は基本的にありません。主役は蓄電池側と、住宅そのものの性能に対する支援です
- 都道府県:金額のインパクトがいちばん大きい層。ただし用意している自治体とそうでない自治体の差が非常に大きいです
- 市区町村:数万円〜数十万円規模。数は多いものの、予算が小さく早期終了しやすい層です
なぜ「セット」だと有利になるのか
太陽光だけを入れる場合、国からの支援はほぼ期待できません。ところが蓄電池を一緒に入れると、蓄電池側に国の補助制度が絡んできます。さらに自治体の中には「太陽光と同時に蓄電池を設置する場合は加算」という条件を設けているところがあり、別々に入れるより受け取れる総額が増えるケースがあるわけです。
つまりセット導入のうまみは「割引が2回もらえる」ことではなく、単体では届かない層にまで手が伸びることにあります。

併用の可否を決める4つのルール
ここがこの記事の本題です。制度名を覚えるより、この4つを押さえたほうが役に立ちます。
ルール1:国・都道府県・市区町村は「原則」すべて併用できる
層が違えば財源も違うので、要件をそれぞれ満たしていれば重ねて申請できるのが原則です。いわゆる「三重取り」が成立するのはこの構造があるからです。
ルール2:国の制度どうしは併用できないことが多い
同じ層の中で複数の制度をかけ持ちするのは、基本的にできません。同じ設備・同じ工事に対して国費を二重に受け取ることはできないという考え方が根っこにあります。「蓄電池の補助と住宅性能の補助、両方もらえないの?」という疑問はよく挙がりますが、対象が重なる部分については片方に絞られると考えておいてください。
ルール3:自治体の補助でも「原資が国庫」なら国と併用できないことがある
ここが見落とされがちなポイントです。市区町村の補助金でも、その財源をたどると国の交付金だった、というケースがあります。この場合は形式上は別の窓口でも、実質は同じ国費なので併用が認められません。
募集要項に「国の補助金との併用不可」と書かれていないかを必ず確認してください。書いていない場合は、遠慮せず窓口に電話で聞くのが確実です。
ルール4:合算額は「実際に払った金額」を超えられない
これが合算の天井です。どれだけ制度を重ねられても、設置にかかった費用を超える額を補助金として受け取ることはできません。実際、東京都の助成制度でもこの旨がはっきり明記されています。
補助金が手厚い地域では、うっかりすると計算上この上限に当たります。「重ねられるだけ重ねたら工事費より多くなった」は成立しないので、シミュレーションの段階で頭に入れておきましょう。
そもそも自分の家がどれだけ電気を使っていて、蓄電池を何kWhにすべきなのか。ここが曖昧だと補助金の計算も空回りします。家電ごとの消費電力は、コンセントに挟むタイプの電力計で数百円台から測れます。
2026年度の各層は、いまどうなっているか(2026年9月時点)
重ね方が分かったところで、今年度の各層の状況を確認しておきましょう。「制度がある」と「今から申請できる」は別物です。ここを混同すると計画が狂います。
国(蓄電池):DR補助金は2026年5月29日に受付終了
家庭用蓄電池の国の補助として代表的なのが、いわゆるDR補助金です。2026年度は2026年3月24日に公募が始まりましたが、2026年5月29日に予算満了となり、申請受付はすでに終了しています。
補助額の考え方は「上限60万円」「補助対象経費×3/10」「蓄電池の初期実効容量×3.45万円/kWh」の3つを計算していちばん低い額、という形でした。予算規模は54億円程度で、前年度の66.8億円から減っています。
つまりいま(2026年9月)からセット導入を進める方は、国の蓄電池補助は次年度分を狙う前提で計画を立てることになります。この記事を読んで慌てて業者に駆け込む必要はありませんが、逆に「来年度の公募開始と同時に動ける状態」を作っておく価値は大きいです。
とはいえ、次年度まで丸ごと無防備で待つのももったいない話です。据え置き型の蓄電池が入るまでのつなぎとして、工事のいらないポータブル電源で冷蔵庫やスマホの充電だけ先に確保しておく方は多いです。補助金の対象にはなりませんが、届いたその日から使えます。
国(住宅):主役は「住宅省エネ2026キャンペーン」
住宅そのものの性能に対する支援は、国交省・経産省・環境省が連携する住宅省エネ2026キャンペーンにまとまっています。新築の中心はみらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)で、交付申請の受付は2026年6月30日に始まり、遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合はその時点まで)とされています。
補助額は住宅の区分と地域区分で決まります。公式に示されている額は次のとおりです。
| ※みらいエコ住宅2026事業の公式サイトの記載(2026年9月時点)です。予算上限に達した時点で終了します | |||
| 区分 | 1〜4地域 | 5〜8地域 | 対象者 |
|---|---|---|---|
| GX志向型住宅 | 125万円/戸 | 110万円/戸 | 世帯の制限なし |
| 長期優良住宅 | 80万円/戸 | 75万円/戸 | 子育て世帯または 若者夫婦世帯に限る |
| ZEH水準住宅 | 40万円/戸 | 35万円/戸 | |
ここでいちばん大事なのが右端の列です。長期優良住宅とZEH水準住宅は「子育て世帯または若者夫婦世帯」でなければ対象になりません(賃貸住宅を除く新築の場合)。子育て世帯とは申請時点で子を有する世帯を指します。単身世帯やシニア世帯の方が新築でこの事業を使えるのは、実質的にGX志向型住宅の区分だけということになります。ここを知らずに「75万円もらえる」と思って計画を立てると、途中でひっくり返ります。
もうひとつ、期限に注意が必要な区分があります。注文住宅の新築でZEH水準住宅に申請する場合は、交付申請の期限が2026年9月30日までと、他より早く設定されています(予約の期限は2026年8月17日で、すでに過ぎています)。この区分を検討していた方は、今年度分はもう間に合わない可能性が高いと考えてください。
そしてもうひとつ、これは「太陽光パネル◯円、蓄電池◯円」という設備単位の補助ではないという点も押さえておいてください。住宅の性能に対して出るお金で、その性能を満たすために太陽光が実質的に必要になる、という関係です。設備の見積書と補助金の額が1対1で対応しないので、業者の説明を聞くときは区分と要件で理解してください。
自治体:セット導入の本丸はここ
金額でいえば、セット導入でいちばん効くのは自治体の層です。ここからは東京都を例に「自治体の層がどういう作りになっているか」を見ていきます。金額そのものは地域で違うので、他の地域にお住まいの方は構造のほうを持ち帰って、ご自身の自治体の要項に当てはめてみてください。
東京都の令和8年度の太陽光の水準は、家庭における太陽光発電導入促進事業のページに次のように示されています。既存住宅は3.75kW以下で15万円/kW(上限45万円)・3.75kW超で12万円/kW、新築は3.6kW以下で12万円/kW(上限36万円)・3.6kW超で10万円/kWです。
ここで「単価×容量」と「上限額」の両方が書かれている点に注意してください。既存住宅で3.75kWちょうどなら単価計算では56万円になりますが、上限45万円が先に効くので45万円で頭打ちです。単価だけを見て予算を組むと合いません。さらに要項には「但し太陽光発電システムの助成対象経費の合計金額を上限とする」とも書かれており、ここでも払った額を超えないという原則が効いています。
蓄電池は家庭における蓄電池導入促進事業のページで10万円/kWh、DR実証に参加しない場合の上限が120万円/戸です。既存の蓄電池にユニットを増設する場合は6万円/kWh(同じくDR不参加なら上限72万円/戸)と、新規設置より単価が下がる設定になっています。
受付スケジュールは、事前申込が2026年5月29日、交付申請兼実績報告が2026年6月30日に開始しています。設置の期限は令和8年4月1日から令和11年3月30日(2029年3月30日)までの間に対象機器を設置することとされており、単年度で終わる制度ではありません。ただし予算に達すれば終了する点は他と同じです。
そして2026年10月1日以降に事前申込をする場合、助成対象機器の要件が変わります。国の補助事業の対象機器としてSII(環境共創イニシアチブ)が令和8年度の登録済製品一覧に登録した機器のみが対象になります(2026年4月1日から6月30日までに契約締結または契約・工事完了した事業は除く)。いま検討中の機器が10月以降も対象に残るかどうかは、事前に確認しておいてください。この記事を書いている時点では、まさに切り替わる直前です。
なお都と区市町村の補助は併用できます。そして東京都の要項には、蓄電池の助成単価について「助成対象経費(税抜)が上限になります」と明記されています。これが前述のルール4、つまり払った額を超えて補助は受け取れないという天井の具体例です。詳しい要件はクール・ネット東京の令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業のページで確認できます。
繰り返しますが、これは東京都の例です。同じ設備でも、お住まいの地域によって受け取れる総額は大きく変わります。「セットでいくら得か」は制度の名前ではなく住所で決まる、というのが実情です。

合算シミュレーション:セットでいくら得になるのか
ここまでのルールを使って、太陽光5kW+蓄電池10kWhを既存住宅に入れる想定で積み上げてみます。設備・工事費の合計は300万円前後を想定します。
先にお断りしておきます。次の表は実在する制度の金額表ではありません。「補助が手厚い地域」「中規模の地域」「補助がない地域」という3つの条件を仮に置いて、そこに単価を当てはめて計算したらどうなるか、という積み上げ方を示すためだけの計算例です。この表の数字をご自身の受給額として当てにしないでください。実際の金額は、必ずお住まいの自治体の要項でご確認ください。
| ※実在する制度の金額表ではありません。条件を仮に置いた計算例です | |||
| 層 | 補助が手厚い地域 (仮定) |
中規模の地域 (仮定) |
自治体補助がない地域 (仮定) |
|---|---|---|---|
| 国(蓄電池) | 次年度公募を想定 | 次年度公募を想定 | 次年度公募を想定 |
| 都道府県(太陽光) | 約60万円 | 10〜20万円 | 0円 |
| 都道府県(蓄電池) | 約100万円 | 10〜30万円 | 0円 |
| 市区町村 | 10〜20万円 | 5〜15万円 | 0円 |
| 合算の目安(計算例) | 170万円前後 | 25〜65万円 | 0円 |
この置き方で計算すると、手厚い地域では300万円の工事に対して補助が170万円前後まで積み上がります。一方で自治体の制度がない地域だと、セットで入れても補助はゼロということが普通に起こります。金額そのものより、住んでいる場所で百万円単位の差がつくという構造のほうを持ち帰ってください。
なお「手厚い地域」の列は東京都の単価をもとに置いていますが、要件・予算残・上限の適用で実際の額は変わりますし、いずれの層も予算が尽きれば年度途中で終了します。「中規模の地域」「補助がない地域」の列は特定の自治体を指したものではなく、幅を示すために置いた仮の値です。
意外な落とし穴:税金の話と、その逃げ道
合算額が大きくなったとき、見落とされるのが税金です。個人が受け取る住宅関連の補助金は一時所得として扱われるのが原則で、一時所得には50万円の特別控除があります。
ざっくり言うと(補助金の合計 − 50万円)× 1/2が課税対象で、給与所得者の場合はこの額が20万円を超えると確定申告が必要になります。逆算すると補助金の合計が90万円を超えたあたりから確定申告が視野に入るということです。上のシミュレーションの「手厚い地域」ケースは、完全にこの領域に入ります。
ただし、ここには続きがあります。不安にさせて終わりでは無責任なので、逃げ道のほうもきちんと書いておきます。
住宅省エネキャンペーン系の事業の公式FAQには、補助金の課税について次のように書かれています。
個人が補助金の交付を受けた場合、補助金は一時所得に該当するため、一定額以上は申告が必要です。ただし、本補助金は、所得税法(昭和40年法律第33号)第42条第1項(国庫補助金等の総収入金額不算入)に規定する「国庫補助金等」に該当しますので、所定の手続きにより所得の算入から除外できる場合があります。また、住宅ローン減税等を併用する場合、住宅の取得価格等から控除する必要があります。詳しくは、税務署等にご確認ください。
つまり所得税法42条の「国庫補助金等の総収入金額不算入」に当てはめれば、一時所得に含めずに済む場合があるということです。実務上は、確定申告書に「国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」を添付する形になります。
ここで大事なのは「所定の手続きにより」という条件が付いている点です。黙っていて自動的に非課税になるわけではありません。申告のときに自分で手続きをして初めて外れるものなので、「補助金は課税されないらしい」と聞きかじって何もしないのがいちばん危ない状態です。
また、住宅ローン減税を併用する場合は、住宅の取得価格から補助金分を控除する必要があります。ここを忘れると、住宅ローン控除の額が過大になって後から修正することになります。補助金を大きく積んだ方ほど関係してくる話です。
私は税の専門家ではないので、断定はここまでにしておきます。補助金の合計が大きくなりそうなら、着工前の段階で一度税務署か税理士に相談してください。申告の時期になってから慌てるより、はるかに安く済みます。
ちなみに補助金で導入したあと、実際にどれだけ自家消費できているかを把握しておくと、投資回収の見通しが立てやすくなります。発電中の時間帯に家電を回すだけでも効果があるので、スマホから入り切りできるスマートプラグを使っている家庭も多いです。
セットで申請するときの5つの落とし穴
単体で申請するときには起きない、セット特有のつまずきどころがあります。
1. 太陽光と蓄電池で締切がズレている
同じ「セット導入」でも、層ごと・設備ごとに窓口と締切が違います。片方の締切に間に合わせて契約を急いだ結果、もう片方の要件を落とした、という事故が起きます。関係する制度の締切をひとつのカレンダーに書き出すのが最初の作業です。
2. 「同時契約」でないと加算が付かないことがある
自治体のセット加算には「同一契約であること」「同一年度内に設置すること」といった条件が付いていることがあります。太陽光を先に契約して数ヶ月後に蓄電池、という進め方だとセット扱いにならない可能性があるので、要項の文言を確認してください。
3. 交付決定前に着工すると対象外
これはセットに限らない鉄則ですが、複数の制度に申請しているといちばん遅い交付決定を待つ必要が出てきます。1つでも「交付決定前の着工は対象外」となっている制度があれば、そこに全体のスケジュールを合わせなければいけません。
4. 予算満了で年度途中に終わる
国のDR補助金が2026年5月末に終わったように、人気の制度は数ヶ月で予算が尽きます。年度が始まってから業者を探し始めると、まず間に合いません。公募開始前に見積もりまで済ませておくのが現実的な戦い方です。
5. 対象製品リストに載っていない機器を選んでしまう
補助対象になるのは、あらかじめ登録された製品だけというケースがほとんどです。太陽光側は対象なのに蓄電池側が対象外だった、あるいはハイブリッドパワコンの型番が登録されていなかった、という取り違えが起きやすいところです。見積書の型番と対象リストを1行ずつ突き合わせてください。
導入後に「本当に効果が出ているか」を確かめるには、発電量と使用量を並べて見るのがいちばんです。分電盤に取り付けて使用量を表示する電力モニターがあると、月々の変化を追いやすくなります。
合算を最大化するための段取り
やることを順番に並べると、こうなります。
- 1. 住所で調べる:都道府県と市区町村の制度を、要項のPDFまで落として読む
- 2. 併用の可否を確認する:ルール2・3に該当しないか、窓口に電話で確認する
- 3. 合算額の上限を計算する:ルール4の天井(工事費)に当たらないか確かめる
- 4. 締切を1枚のカレンダーにまとめる:いちばん早い締切に全体を合わせる
- 5. 対象製品リストと見積書を突き合わせる
- 6. 交付決定を待ってから着工する
書類の具体的な書き方や必要書類のリストは、申請の手順に特化した記事にまとめてあります。実際に手を動かす段階になったらこちらをご覧ください。

新築でZEHの区分を狙う場合は、住宅性能側の要件が別途からんできます。区分の条件はこちらで確認してください。



補助金の前に、そもそもの費用を下げる話
補助金の額ばかり見ていると忘れがちですが、受け取る額を増やすより、払う額を減らすほうが確実です。補助金は予算次第で消えますが、相見積もりで下がった金額は消えません。
セット導入の費用相場と、どこにコストがかかっているかの内訳はこちらにまとめています。



「そもそもセットで入れるべきか、単体で入れるべきか」から迷っている段階なら、先にこちらを読んだほうが早いです。



制度の考え方をきちんと理解しておきたい方には、太陽光と蓄電池の仕組みから解説した書籍を1冊持っておくのもおすすめです。業者の説明を鵜呑みにせずに済みます。
セット補助金のよくある質問
Q. 太陽光は設置済みです。蓄電池だけ後付けでもセット扱いになりますか?
自治体によります。「太陽光が設置済みであること」を蓄電池補助の条件にしている自治体もあれば、「同時設置」を加算の条件にしている自治体もあり、扱いは正反対です。後付けの方は「既設の太陽光あり」で検索するのではなく、要項の条件欄を直接読んでください。
Q. 国の補助金と自治体の補助金、申請は同時に出していいですか?
出せますが、どちらも交付決定前の着工は認められないのが普通です。同時に出して両方の交付決定が揃うのを待つ、という進め方になります。工期に余裕を見ておきましょう。
Q. 申請は自分でやるのですか?
制度によりますが、施工業者が代行してくれるケースが多いです。ただし業者が「うちは補助金に詳しくない」という場合、取りこぼしがそのまま自分の損になります。見積もり段階で「この地域で使える制度を全部出してください」と聞いて、答えられる業者を選ぶのが結局いちばん確実です。
Q. 来年度も同じ制度がありますか?
断言はできません。国のDR補助金は予算規模が前年度から減っていますし、制度名や要件が年度ごとに変わることも普通にあります。「去年こうだったから今年も」は通用しない分野なので、必ずその年度の要項で確認してください。
なお、補助金の対象にならない範囲でも電気代は下げられます。使用時間の長い照明をLEDに替えるだけでも、自家消費でまかなえる割合は上がります。
まとめ:セット補助金は「重ね方」で決まる
太陽光・蓄電池のセット導入で受け取れる額は、制度の知識量ではなく重ね方と住所でほぼ決まります。押さえるべきは次の5点です。
- 補助金は国・都道府県・市区町村の3階建て。層が違えば原則併用できる
- 国どうしは併用不可が原則。自治体補助でも原資が国庫なら併用できないことがある
- 合算額は実際に払った工事費を超えられない
- 2026年度の国の蓄電池補助(DR補助金)は2026年5月29日に受付終了済み。今から動くなら次年度前提
- 合計が90万円を超えるあたりから確定申告が視野に入る。ただし所得税法42条の手続きで所得から除外できる場合があるので、自動で非課税にはならないと覚えておく
結局のところ、いちばん効くのは「年度が始まる前に準備を終えておくこと」です。制度は毎年変わりますが、公募開始と同時に申請できる状態を作っておくという戦い方は毎年通用します。


国の制度は住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト、再生可能エネルギー全般の情報は資源エネルギー庁で確認できます。東京都にお住まいの方はクール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)が助成金の窓口です。
📦 この記事で紹介した商品
※この記事は記事執筆時点(2026年9月)の情報をもとに作成しています。補助金制度は年度ごとに内容が変わり、予算の状況によって年度途中で受付を終了します。金額・要件・期間は必ず各制度の公式サイトおよびお住まいの自治体の要項でご確認ください。シミュレーションはあくまで目安であり、受給を保証するものではありません。税務上の取扱いについては税務署または税理士にご相談ください。



