「蓄電池があれば停電のときに何時間くらい電気が使えるの?」「うちの蓄電池で大丈夫かな…」こんな不安を持っている方も多いですよね。
停電対策として蓄電池を検討するなら、何時間使えるかは最も気になるポイントですよね。
結論から言うと、10kWhの蓄電池なら最低限の電力(冷蔵庫+照明+スマホ充電)で約24〜30時間使えますよ。ただし使う家電の種類と数によって大きく変わるんです。

停電時に使いたい家電の消費電力一覧
まず、停電時に使いたい家電がどのくらい電力を消費するか確認しておきましょう。
| 家電 | 消費電力 | 1時間あたりの電力量 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(400L) | 50〜100W | 0.05〜0.1kWh |
| LED照明(リビング) | 30〜50W | 0.03〜0.05kWh |
| スマホ充電 | 10〜20W | 0.01〜0.02kWh |
| Wi-Fiルーター | 10〜20W | 0.01〜0.02kWh |
| テレビ(32型液晶) | 50〜80W | 0.05〜0.08kWh |
| 扇風機 | 20〜40W | 0.02〜0.04kWh |
| エアコン(6畳用) | 300〜800W | 0.3〜0.8kWh |
| 電気ケトル | 1,200〜1,500W | 使用数分 |
| 電子レンジ | 1,000〜1,500W | 使用数分 |
| IHクッキングヒーター | 1,400〜3,000W | 使用数十分 |
蓄電池の容量別:停電時に使える時間シミュレーション
パターンA:最低限の電力(冷蔵庫+照明+スマホ充電+Wi-Fi)
合計消費電力:約100〜190W(1時間あたり0.1〜0.19kWh)
| 蓄電池容量 | 使える時間(目安) |
|---|---|
| 5kWh | 約26〜50時間 |
| 7kWh | 約37〜70時間 |
| 10kWh | 約53〜100時間 |
| 15kWh | 約79〜150時間 |
最低限の電力なら5kWhでも丸1日以上は余裕ですよ。3日間の停電にも耐えられる計算ですね。
パターンB:快適に過ごす(上記+テレビ+扇風機)
合計消費電力:約170〜310W(1時間あたり0.17〜0.31kWh)
| 蓄電池容量 | 使える時間(目安) |
|---|---|
| 5kWh | 約16〜29時間 |
| 7kWh | 約23〜41時間 |
| 10kWh | 約32〜59時間 |
| 15kWh | 約48〜88時間 |
パターンC:エアコン使用(夏の停電を想定)
合計消費電力:約400〜1,000W(1時間あたり0.4〜1.0kWh)
| 蓄電池容量 | 使える時間(目安) |
|---|---|
| 5kWh | 約5〜12.5時間 |
| 7kWh | 約7〜17.5時間 |
| 10kWh | 約10〜25時間 |
| 15kWh | 約15〜37.5時間 |
エアコンを使うと電力消費が一気に増えます。夏の停電でエアコンを使いたいなら10kWh以上は欲しいところですね。

停電時の蓄電池を長持ちさせるコツ
コツ1:使わない家電は電源を切る
当たり前ですが、使っていない家電の電源をこまめに切ることが大事ですよ。待機電力だけでも積み重なるとバカにならないんです。
コツ2:エアコンの設定温度を控えめにする
エアコンは消費電力が大きいので、設定温度を28〜29度にして消費を抑えましょう。扇風機を併用すれば体感温度は下がりますよ。
コツ3:太陽光発電で日中に充電する
太陽光発電と連携していれば、日中は太陽光で充電しながら使えるので、事実上ずっと電気が使えるんです。停電が長引いても昼間に充電→夜に放電のサイクルが回せますよ。
コツ4:優先順位を決めておく
停電時に何を優先的に動かすか、家族で事前に話し合っておくのがおすすめです。冷蔵庫>照明>通信(スマホ・Wi-Fi)>テレビ>エアコンの順番が一般的ですよ。
全負荷型と特定負荷型で使える範囲が違う
全負荷型の場合
家全体のコンセントが使えるので、どの部屋でも自由に家電が使えるんです。ただし、つい色々使いすぎて蓄電池が早く減ってしまうリスクがありますよ。
特定負荷型の場合
事前に選んだ回路(通常1〜2回路)しか使えませんが、電力の使いすぎを防ぎやすいメリットがあります。冷蔵庫とリビングの照明だけなら、蓄電池を長持ちさせられますよ。
停電の実例から学ぶ蓄電池の必要容量
2019年 台風15号(千葉県)
最大約2週間の停電が発生しました。蓄電池+太陽光発電があった家庭は、日中に充電して夜に使うサイクルで乗り切れたんです。太陽光なしの蓄電池だけだと2〜3日が限界でしたよ。
2018年 北海道胆振東部地震
北海道全域が約2日間の停電(ブラックアウト)に見舞われました。蓄電池があった家庭は冷蔵庫の食品を守り、スマホの充電で情報収集ができたという声が多かったんですよ。
過去の災害事例からも、最低2〜3日分の電力を確保できる蓄電池が望ましいことがわかりますね。内閣府防災情報のサイトでも蓄電池を活用した防災対策が紹介されていますよ。
停電対策におすすめの蓄電池容量は?
- 最低限の備え:5〜7kWh(冷蔵庫+照明で1〜2日)
- 安心の備え:10kWh(エアコン含めて1日、最低限なら3日以上)
- 万全の備え:15kWh以上(エアコン使用でも2日以上、太陽光併用なら長期対応可)
停電時に蓄電池が動かない?トラブル対処法
せっかく蓄電池を設置したのに、いざ停電が起きたら動かなかった…そんなトラブルも実際にあるんです。よくある原因と対処法を紹介しますね。
自立運転モードへの切り替え方法を確認しておく
ほとんどの蓄電池は停電時に自動で自立運転モードに切り替わりますが、機種によっては手動での切り替えが必要なケースもあるんです。取扱説明書で切り替え手順を事前に確認しておきましょう。
蓄電残量がゼロだと使えない
当たり前のことですが、停電時に蓄電池の残量が0%だと使えません。災害対策モードを設定しておけば、常に一定量(20〜30%程度)の電力を蓄電池に残しておいてくれるから安心ですよ。
出力制限に注意
蓄電池の出力には上限があります。特定負荷型なら1.5〜2kVA、全負荷型でも3〜5.9kVAが一般的。電子レンジとIHとドライヤーを同時に使うといった大電力の同時使用は避けましょう。出力オーバーで蓄電池のブレーカーが落ちることがありますよ。
停電時に蓄電池の出力上限を超える家電を同時に使うと、保護回路が作動して蓄電池自体が停止してしまう場合があります。停電時は消費電力の大きい家電の同時使用は控えましょう。
蓄電池の停電対策に関するFAQ
Q. 停電になったら蓄電池は自動で切り替わる?
A. ほとんどの蓄電池は自動で自立運転モードに切り替わりますよ。切り替えまでの時間はメーカーによって異なりますが、数秒〜数十秒程度です。UPS機能付きのモデルなら瞬時に切り替わりますよ。
Q. 停電時にIHクッキングヒーターは使える?
A. 全負荷型の蓄電池で出力が3kW以上あれば使えますよ。ただし消費電力が非常に大きいので、使用時間は短めにしたほうがいいですね。特定負荷型では基本的に使えません。
Q. 蓄電池が0%になったらどうなる?
A. 蓄電池が空になると普通の停電と同じ状態になります。ただし太陽光発電と連携していれば、日が出ればまた充電が始まりますよ。完全にゼロにならないよう、放電下限が設定されている機種がほとんどですね。
Q. ポータブル電源と家庭用蓄電池、停電対策にはどちらがいい?
A. 長時間の停電に備えるなら家庭用蓄電池がかなり有利ですよ。容量が大きく、太陽光からの自動充電もできますからね。ポータブル電源は持ち運びの利便性が高いですが、容量は限られます。資源エネルギー庁のサイトでも家庭の電力自給に関する情報が公開されていますよ。
まとめ:停電対策には10kWh以上の蓄電池がおすすめ
蓄電池で停電に備えるためのポイントをまとめますね。
- 最低限の電力なら5kWhで丸1日以上持つ
- エアコンを使うなら10kWh以上が必要
- 太陽光発電と併用すれば長期停電にも対応可能
- 全負荷型なら家全体のコンセントが使えて安心
- 停電時の優先順位を家族で事前に決めておくことが大事

備えあれば憂いなし。蓄電池の導入で、停電時の安心感を手に入れてくださいね。



