「再生可能エネルギーにはどんな種類があるの?」と疑問に思ったことはありませんか。
再生可能エネルギーとは自然の力で繰り返し利用できるエネルギーのことです。主に5種類あり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
この記事では、5種類の再生可能エネルギーの違いをわかりやすく比較しながら解説していきます。

- 再生可能エネルギー5種類の比較
- 太陽光発電
- 風力発電
- 水力発電
- 地熱発電
- バイオマス発電
- 家庭で導入できる再エネ
- 日本の再エネはどこまで広がっている?
- 再エネを支える買い取り制度
- 再エネのメリットと向き合うべき課題
- 家庭からできる再エネへの第一歩
- よくある質問(Q&A)
- Q. 日本で最も普及している再生可能エネルギーは何ですか?
- Q. 再生可能エネルギーだけで日本の電力をまかなえますか?
- Q. 地熱発電が日本であまり普及していない理由は何ですか?
- Q. 風力発電は日本に向いていないのですか?
- Q. 家庭で再エネに貢献する一番手軽な方法は何ですか?
- Q. FIT制度とFIP制度は何が違うのですか?
- Q. 天候で発電量が変わる再エネはどうやって安定させるのですか?
- Q. 家庭用に小型の風力発電を設置するのは現実的ですか?
- Q. 再生可能エネルギーはなぜ地球にやさしいと言われるのですか?
- Q. カーボンニュートラルとはどういう意味ですか?
- Q. 太陽光発電を導入すると売電で収入になりますか?
- まとめ:再エネの普及が脱炭素の鍵
再生可能エネルギー5種類の比較
| 種類 | 日本での割合 | 発電コスト | 安定性 |
|---|---|---|---|
| 太陽光 | 約11% | やや安い | 天候に左右される |
| 水力 | 約8% | 安い | 安定している |
| 風力 | 約1% | やや安い | 風に左右される |
| バイオマス | 約6% | やや高い | 比較的安定 |
| 地熱 | 約0.3% | やや高い | 非常に安定 |
※直近の速報値では、自然エネルギー全体が国内の発電電力量の約26〜27%を占めるまで拡大しています。割合は年度によって変動します。
太陽光発電
仕組み
太陽光パネルで太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方式です。
メリット
- 家庭の屋根にも設置でき、最も身近な再エネ
- メンテナンスコストが低い
- 設置場所の自由度が高い
- 余った電力は売電できる
デメリット
- 天候や時間帯に左右される
- 夜間は発電できない
- パネルの製造にエネルギーが必要
風力発電
仕組み
風の力で風車を回して発電する方式です。陸上風力と洋上風力があります。
メリット
- 発電コストが低下傾向
- 洋上風力は大規模発電が可能
- 夜間も発電可能
デメリット
- 風が弱い日は発電量が低下
- 騒音や景観の問題
- 日本は適地が限られる
水力発電
仕組み
水の落差や流れを利用してタービンを回す発電方式です。大規模ダムから小水力まで様々あります。
メリット
- 発電量が安定している
- 発電コストが最も安い
- 日本には豊富な水資源がある
デメリット
- ダム建設による環境への影響
- 大規模開発の適地はほぼ開発済み
- 渇水時は発電量が低下

地熱発電
仕組み
地下のマグマの熱で発生した蒸気でタービンを回す発電方式です。家庭での再エネ活用なら太陽光発電が最も手軽です。以下の記事で詳しく解説しています。

メリット
- 天候に左右されず24時間発電可能
- CO2排出量が極めて少ない
- 日本は世界3位の地熱資源国
デメリット
- 建設費用が高い
- 温泉地との調整が必要
- 開発に時間がかかる
バイオマス発電
仕組み
木材チップ、食品廃棄物、家畜の糞尿などの生物由来の資源を燃焼・発酵させて発電する方式です。
メリット
- 廃棄物の有効活用
- 安定的な発電が可能
- 地域の資源を活用できる
デメリット
- 燃料の安定確保が課題
- 発電コストがやや高い
- 燃焼時にCO2が発生(ただしカーボンニュートラルとみなされる)
家庭で導入できる再エネ
5種類の中で家庭に導入できるのは主に太陽光発電です。小型風力発電もありますが、日本の住宅地では風速が足りないケースが多いです。
- 太陽光発電:屋根やカーポートに設置
- 再エネ電力プラン:電力会社の再エネ100%プランに切り替え
- グリーン電力証書:再エネ由来の電力を購入する仕組み
再生可能エネルギーの政策については資源エネルギー庁の再エネページで詳しく紹介されています。最新の再エネ動向は環境省のサイトも参考になります。世界の再エネ事情は自然エネルギー財団でもチェックできます。
日本の再エネはどこまで広がっている?
再生可能エネルギーは、この数年で着実に広がっています。直近の速報値では、自然エネルギー全体で国内の発電電力量の約26〜27%を占めるまでになりました。内訳を見ると太陽光が最も多く、次いで水力、バイオマスと続きます。とくに太陽光は住宅の屋根への設置が進んだこともあり、伸びが目立つ分野です。
政府は将来に向けて再エネの比率をさらに高める目標を掲げており、脱炭素社会に向けた動きが後押ししています。一方で、欧州の一部の国と比べるとまだ割合には差があり、これからの普及拡大が期待されている状況です。数字は年度によって変わるため、最新値は公的な資料で確認するのがおすすめですよ。


再エネを支える買い取り制度
再エネが広がった背景には、発電した電気を一定の条件で買い取る制度の存在があります。FIT(固定価格買取制度)は、再エネでつくった電気を決められた価格で一定期間買い取る仕組みで、太陽光発電の普及を大きく後押ししました。
近年はこれに加えて、市場価格に連動して一定額を上乗せするFIP制度も導入されています。こうした制度は、家庭で太陽光を設置して余った電気を売る「売電」にも関わってくるため、これから導入を考える方は、今の買い取り条件を確認しておくと計画が立てやすくなりますよ。
再エネのメリットと向き合うべき課題
再生可能エネルギーには、燃料を燃やさずに発電できてCO2排出を抑えられる、国内の資源を活用できてエネルギー自給率の向上につながる、といったメリットがあります。一方で、太陽光や風力は天候によって発電量が変動するという特性があり、これをどう安定させるかが課題です。
- 変動を補う工夫:蓄電池やEVに電気を貯めておくことで、発電しない時間帯にも使えます。
- 電源の組み合わせ:安定して発電できる水力や地熱と組み合わせることで、全体のバランスが取れます。
- 送電網の整備:発電に適した地域から需要地へ電気を届けるインフラも重要です。
家庭からできる再エネへの第一歩
「再エネに関心はあるけれど、何から始めればいいか分からない」という方に向けて、取り組みやすい順番を紹介します。
- 電力プランを見直す:再エネ由来の電気を選べるプランに切り替えるだけなら、工事は不要です。
- 太陽光発電を検討する:屋根やカーポートに設置して、自宅で電気をつくれます。
- 蓄電池やV2Hを組み合わせる:つくった電気を貯めて、夜間や停電時にも活用できます。
いきなり大きな設備を導入しなくても、まずは電力プランの切り替えから始めるだけでも立派な一歩です。世界の再エネ事情は自然エネルギー財団でも詳しく紹介されています。
よくある質問(Q&A)
Q. 日本で最も普及している再生可能エネルギーは何ですか?
太陽光発電が約9%で最も普及しており、次いで水力発電が約8%です。水力発電は歴史が長く安定した電源として活躍しています。
Q. 再生可能エネルギーだけで日本の電力をまかなえますか?
現時点では全電力を再エネだけでまかなうのは難しい状況ですが、技術の進歩と蓄電池の普及により、再エネの割合は年々増加しています。2050年には大幅な再エネ比率の向上が目標とされています。
Q. 地熱発電が日本であまり普及していない理由は何ですか?
日本は世界3位の地熱資源国ですが、地熱発電の適地の多くが国立公園内や温泉地と重なっているため、開発の調整が難しいのが主な理由です。近年は規制緩和も進んでいます。
Q. 風力発電は日本に向いていないのですか?
陸上風力は適地が限られますが、洋上風力は日本の広い海域を活かして大きなポテンシャルがあります。政府も洋上風力の普及を推進しており、今後の拡大が期待されています。
Q. 家庭で再エネに貢献する一番手軽な方法は何ですか?
電力会社の再エネ100%プランに切り替えるのが最も手軽です。工事不要で申し込むだけで完了し、電気使用によるCO2排出を実質ゼロにできます。
Q. FIT制度とFIP制度は何が違うのですか?
FIT(固定価格買取制度)は、再エネでつくった電気を決められた価格で一定期間買い取る仕組みです。FIP制度は、市場価格に一定額を上乗せして受け取る仕組みで、市場の状況に応じて売電収入が変動します。太陽光を導入する際は、どちらの条件が適用されるかを確認しておくと計画が立てやすくなります。
Q. 天候で発電量が変わる再エネはどうやって安定させるのですか?
蓄電池やEVに電気を貯めておき、発電しない時間帯に使うことで変動を補えます。また、安定して発電できる水力や地熱と組み合わせたり、送電網を整備して地域間で電気を融通したりする取り組みも進められています。
Q. 家庭用に小型の風力発電を設置するのは現実的ですか?
住宅地では安定した風速を確保しにくく、騒音や振動の問題もあるため、一般的な家庭では小型風力よりも太陽光発電の方が導入しやすいとされています。まずは屋根への太陽光設置や再エネ電力プランの利用を検討するのがおすすめです。
Q. 再生可能エネルギーはなぜ地球にやさしいと言われるのですか?
火力発電のように燃料を燃やさずに発電できるため、発電時のCO2排出を抑えられるからです。太陽光・風力・水力・地熱などは自然の力を利用して繰り返し使えるうえ、国内の資源を活用できるためエネルギー自給率の向上にもつながります。脱炭素社会に向けて、その役割が期待されています。
Q. カーボンニュートラルとはどういう意味ですか?
排出されるCO2と、吸収・除去されるCO2を差し引きでゼロにする考え方です。バイオマス発電は燃焼時にCO2を出しますが、原料となる植物が成長過程でCO2を吸収しているため、全体として排出を増やさないとみなされ、カーボンニュートラルな電源のひとつに位置づけられています。
Q. 太陽光発電を導入すると売電で収入になりますか?
発電した電気のうち自宅で使い切れなかった分は、買い取り制度を通じて売電できます。ただし買い取り価格や期間は制度や導入時期によって変わるため、これから設置する場合は最新の条件を確認しておくことが大切です。近年は売電よりも自家消費を重視する考え方も広がっています。
まとめ:再エネの普及が脱炭素の鍵
- 日本の再エネは太陽光と水力が中心
- 家庭で導入できるのは主に太陽光発電
- 各再エネにメリット・デメリットがある
- 再エネの電力プランに切り替えるだけでも貢献できる


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